フリーランスエンジニアの稼げる資格3選+α

【レベル2】稼ぐ
次郎
次郎

こんにちは次郎です。

今回はフリーランスのエンジニアとして稼ぐための資格についてお話します。

エンジニア資格不要論がありますが、私は否定派です。もちろん全ての資格が良いわけではありませんが、フリーランスエンジニアとして働く上であってよかった(勉強しておいてよかった)資格は多々あります。

今回はあくまでフリーランスとして稼ぐのがメインのエンジニアに向けて資格情報をまとめました。すでに持っている方も、これから何を勉強していこうか悩んでいる方もぜひチェックしてみてください。

①基本情報技術者試験(FE)

国家資格の情報技術者試験の入門編です。

1番下のランクとしてはITパスポートがありますが、こちらはシステムを利用する側がターゲットになっているため、システムを開発する側であれば基本情報技術者試験がスタートになります。システム開発など業界の全体像をざっとおさらいし、仕事で使う最低限の業界用語を押さえておくために有効です。資格として上のランクの試験もありますが、難易度と専門性が上がるため、まずはこちらを押さえておきましょう。

仕事をする上である程度常識としてでてくる内容が多いので会話が成立しないとか致命的なことが起きないように勉強しておくべき内容になっています。

②Linux技術者認定試験(LPIC・LinuC)

エンジニアといえども普段はWindowsやMacのPCを利用している人がほとんどだと思います。しかしWEB開発ではOSがLinuxのサーバを契約して利用することがほとんどのため、フリーランスエンジニアになるとほぼ毎回案件で利用することになります。ブログ運営などではレンタルサーバにFTPでファイルを置く程度しか操作しないかもしれませんが、プログラムを書いてサービスをリリースするともなればサーバ上でコマンド操作ができないと仕事になりません。

とはいえ、みんなはじめは

「そもそもサーバって何してるの?」

「コマンドってなに?」

というところから始まるので、一通りどんなものかを勉強するのに役立ちます。

AWSが・・・。

Dockerが・・・。

とかはその後の話です。

現実的に仕事をする上ではLinuxの操作はできる前提で話が進むことが多いので、資格を取る取らないに関わらず結局勉強することにはなります。

③日商簿記3級

こちらはエンジニアというより、フリーランスとして必修内容です。どうしてもエンジニアは他のことが手薄になってしまいますが、会社を離れて個人事業主として仕事をするのであればお金関係のことは押さえておく必要があります。

お金関係は知らなくてもなんとなく生きていけちゃうものの、知らないと損することばかりです。個人事業主最初の壁である、確定申告もそうですが、めんどくさいと逃げずに1度向き合ってみましょう。稼げるようになれば細かい作業は税理士さんにお願いできるようになりますので、資格を受験しないまでも教科書を読むことくらいはしておきましょう。

おまけ① AWS認定クラウドプラクティショナー

最近認知度が上がってきたAWS(Amazon Web Services)関連の資格です。これはAmazon社が提供するクラウドサービスを使いこなすための各種資格試験になっています。

一昔前はシスコ技術者認定などがメジャーでしたが、今はこのAWS認定のほうがニーズが増えてきています。最近は実物のサーバを買ってきて環境構築するなんてことはなくなって、クラウドサービスでポチポチすることがほとんどになりましたからね。

おまけにしているのは、実際フリーランスエンジニアが受ける仕事でAWSをゴリゴリ使う機会が少ないことと、使うとしても最小限ググればすぐ出てくるような基本機能しか使わないことが多いためです。しかしAWSでできることは多種多様で経験と実績があれば、よりハイレベルで高額な仕事を受注できるため持っておいて損はないものになっています。

おまけ②リテールマーケティング(販売士)検定試験3級

日商簿記と比べていまいち知名度の低い資格です。内容は小売業の業務知識を問う資格試験になっています。

フリーランスエンジニアとして単価を上げていくためにはプログラムをかけるだけでなく、システム周りの設計(そのサーバを利用するか、どの言語で開発するかなど)や要件定義までできる必要があります。わかりやすい話、1つの案件で仕事できる範囲が広いほど単価も増えていきます。

もちろん、フリーランスエンジニアのみんながみんな小売業を相手にするわけではありませんが、もしそうであれば相手先の業務についても知っておく必要があります。

1つのプロジェクトが始まって、客先の打ち合わせに行くとわかりますが、予備知識なしに相手の業務を説明されても混乱しまくります。そのうえで、特定の業務をシステム開発して自動化してください。という話になります。これを解きほぐしてプログラム書くところまで持っていくだけでも一苦労です。

逆に私の場合は業務知識もクライアントと同程度はあるため、「そもそもいらないですよね。」とか「代わりにこうできないでしょうか。」などお互いシンプルに考えたり、自分たちが有利に持っていくことを評価されて仕事をいただいています。

まとめ

今回はフリーランスとして稼いでいくために役立つ資格を紹介してきました。

エンジニアとして各種の資格はまず評価にはほとんど関係なく、日本の大手企業であれば多少評価にプラスくらいで、外資系企業や中小企業ではほぼ関係ありません。

しかし資格は無意味か?というとそうでもありません。資格を持っているかどうかは別にしてもその資格試験の内容が身についているかどうかは重要です。IT業界では現場叩き上げの無冠(無資格)の帝王みたいな猛者がゴロゴロしてます。

実際に資格保有 << 実績です。

たしかに「Linuxの資格持ってます」より「サーバー構築して納品したことあります」のほうが信頼感ありますよね。

しかしながら、仕事を請けるタイミングで必ずしもその経験があるとは限りません。少しでも予備知識として事前に学習しておくことで活用できるはずです。

また簿記や販売士など一見エンジニアとは関係ないと思われる資格こそ、みんなが持っていないために、その知見は貴重なものとなります。貴重な知見をもった人のほうが人材価値が高いのは周知の事実でしょう。

資格の勉強にかまけて本業がおろそかになっては元も子もないですが、1つずつ勉強できるところからコツコツやっていきましょう。必ず収入アップに繋がります。一緒に頑張っていきましょう。

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