こんにちは次郎です。
今回はフリーランスって稼げます。なぜ?というお話です。
私はエンジニア業をメインとするフリーランスとして独立して今にいたります。その過程で会社員時代と比べて収入も大きく増加していきました。私が特別有能で稼ぐの上手いというよりは、構造的に会社員より収入が多くなりやすいことが主な要因だと考えています。そこでどんなところが稼げるポイントなのかを整理してお伝えしていきたいと思います。
さっそく見ていきましょう。
中抜きされない
会社員のみなさん。自分の給料がどこからやってきて、どういうふうに決まっているか考えたことはありますか?ちなみに私は全く考えていませんでした。お金の流れをシンプルに見ていきましょう。
自分の収入 = (会社の売上 ー 仕入 ー 自分以外の人件費※) ー 自分の税金や保険料
※自分以外の人件費:同僚や上司、経理や総務の人など周りの人の給料です。
どうでしょう。会社が上げた売上から多くのものが引かれた上で自分の収入が決まることがわかります。厳密にはもっと細かいですし、自分の給料も人件費なので引かれる順番が違うとかありますが、ここではアナタが頑張って売上を上げに貢献したときに様々なものが引かれて手元にくるということが大事です。フリーランスの場合はどうでしょうか?
自分の収入 = 売上 ー 仕入
とてもシンプルです。売上がほとんどそのまま入ってきます。実際にフリーランスになると営業から売上管理、確定申告などこれまで会社員時代は他の人がやってくれていた業務をすべて自分でやることになります。自分で全てやる代わりに自分の手元に全て入ってきます。
1つの仕事をチームでやる場合、人によって貢献度合は差があります。4人で行う仕事を4人でやっても2人分の成果を出す人がいる一方で1人分の仕事もできない人もいれば、むしろ邪魔になってマイナスの成果になってしまう人もいます。もし1人で2人分の成果を出せるのなら給料も2倍ほしいところですが、会社員ではそうはいきません。ところがフリーランスの場合は同じ成果であれば支払われる金額も同じなのでそのまま2倍が手元に入ってきます。ここが大きく違う部分です。
年齢が関係ない(若いうちから稼げる)
風通しが良いという怪しい文句で年功序列を否定する会社も多い昨今ですが、流石に新入社員と10年目の社員で給料が同じということはないでしょう。それは能力に関係なく、会社のルールを知っていて顔見知りが多いというだけで社内で成果を出しやすい傾向にあるので仕方ないと思います。しかしフリーランスの場合は一定の成果を出すことが大事なので、そこで若いかどうかは関係ありません。むしろ若い人のほうがリスクをとって挑戦できて、たくさん挑戦した分成果がでている傾向にあります。年をとったら稼げなくなるわけではなく、あくまで若い時からでも稼げるようになるというのがポイントです。実際私も20代半ばで独立したときは、初年度から年収ベースで倍は稼げるようになりました。
時間ではなく成果でお金をもらう働き方ができる
会社員の多くは月の勤務時間が決まっていて、その時間に対して能力に応じた給料が支払われていると思います。フリーランスでも準委任契約といって働く時間でお金をもらうタイプの働き方があります。それが悪いというのではありませんが、収入アップしていくためには業務委託として仕事を受けて決められた期間で決められた成果物を出すという働き方も平行していくほうが効率がよいです。これは成果さえ出せれば、期限までは何をしていても良いので、複数の仕事を同時並行で進めることができます。これがフリーランスの大きな強みで、時間に縛られない働き方というのもここから来ています。
実際に会社に通って平日朝9時から夕方18時まで働いていても、その時間で出せる成果は人によります。もし2人分の成果が出せるのであれば、2人分の仕事を受けても大丈夫なはずです。同じ時間で人より多くの成果を出してその分報酬が増える。それがフリーランスです。
実際周りを見ていると、週1〜3日で決まった時間準委任契約で安定的に稼ぎつつ、空き時間で平行して業務委託で複数の案件こなすことで収入アップさせるという、いいとこ取りの働き方をしているフリーランスの方が多いです。
会社員は税金先払い、フリーランスは税金後払い
最後はちょっとややこしい話ですが重要なポイントです。
会社員だと銀行口座に入ってきたものはそのまま自分のお金として生活費にまわしたり、友達を遊びにいったり、趣味に使ったりと自由に使うことになると思います。これは会社から給料を振り込まれる時点で額面収入から社会保険料や税金を引かれた状態になっているからです。
しかしフリーランスの場合は売上として先にお金が入ってきて、そこから必要なものを経費として使い残った分から税金を支払います。「引かれる順番が違うだけじゃん。」と思いきや実は全然違います。
額面年収400万の会社員→課税所得は400万
年商400万のフリーランス→課税所得は200万(200万分経費や控除で節税した場合)
給料から引かれる所得税や住民税は累進課税といって年収が大きいほどそのパーセンテージも大きくなり、支払う税金も増えていきます。そうなってくるとフリーランスは会社員と同じくらいの実入りでも経費計上してお金を使ってり、様々な控除を利用することで、課税の対象となる金額減らすことができます。もちろん過剰に経費をつかったり、嘘をついて売上をへらすと脱税になってしますのでいけません。
- 会社員:税金を払って残った分でお金を使う
- フリーランス:お金を使ってから税金を払う
というのはその恩恵を得るまでピンときにくいかもしれませんが、かなりのパワーを秘めています。
まとめ:フリーランスは最強なのか
ここまで見てきて、やっぱりフリーランスのほうが会社員より稼げていいのかと思ったアナタは要注意です。それは人によるからです。これまで見てきた内容の逆を取ってみましょう。
自分もフリーランスになって日々過ごす中で会社員を辞めて正解だったのかと振り返ることはよくありました。現在はフリーランスになってよかったと思っていますが、それを友達に薦めたいかといわれればそうでもありません。本当に人によるからです。
会社員もフリーランスもそこに上下はありません。あるのは向き不向きです。個人個人が自分にあった働き方で幸せになるのが一番だと思います。どちらにせよやるのはアナタ自信です。一緒に頑張っていきましょう。
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