【目的別】プログラミングスクールは必要か?

【レベル1】まずはここから
次郎
次郎

こんにちは。次郎です。

今回はプログラミングスクールの講師を務める私次郎から見た「プログラミングスクールは必要なのか」についてお話します。

「最近プログラミングスクールの広告よく見かけるな」

「プログラミングスクールに行けば自宅で自由に仕事できるようになるらしい」

「プログラミングスクール出ても使い物にならないからお金の無駄だよ」

SNSやインターネット上でも良くも悪くもたくさんの情報に溢れていて、何が本当で何が嘘なのかわからなくなりますよね。

こんにちは次郎です。私は副業でプログラミングスクール講師を行いながら100人以上の生徒さんを見てきました。そんな私からプログラミングスクールに行こうか迷っている方に向けて、いるかいないかの判断材料になればと、目的別にオススメを整理しました。

さっそく。プログラミングスクールは必要か?について

結論としては「人によるし、目的にもよる」といえます。

ではどんな人には必要で、どんな人には不要なのか、見ていきましょう。

教養として勉強する→アリ

まず一番ライトなパターンとして教養として学習したいが、自分一人で勉強してもやる気が出ない人です。

やりたくないが仕事で使うため、なんとか技術を身に着けなければならない。などイマイチモチベーションが高くない人の場合は有効です。

ライザップや家庭教師のようにお金でやる気を買う作戦です。実際プログラミングスクールに入れば、「せっかくお金払ったし」とか「来週講師に見てもらうからやっておかないと」とかなんだかんだやる理由ができて少しずつでも学習が進みますし、少しずつでもできるようになれば楽しくなってもきます。

エンジニアになって企業で働く→アリ

未経験からエンジニア転職を目指してスクールに通うというパターン。これは王道であり割と確率が高い選択だと思います。もちろんスクール各社の良し悪しや、本人の学習意欲やポテンシャルの問題はありますが、未経験から0→1で勉強していく場合には有効です。

特に生徒さんからもよく聞くスクールのオススメポイントとして

  • わからないときにすぐ質問できる環境がある
  • 実務の話を聞いてイメージができる
  • 転職活動の相談ができる

といった点で、高い費用を払ってでも価値はあると思います。

学習内容でわからないことが出てきたときに、すぐ聞けないとやる気が落ちてしまう。実際どんな業界なのかわからないため不安が大きい。転職するためにどんな準備が必要なのかわからない。などみなさん多くの課題を抱えています。そんな方がプログラミングスクールを活用するのはメリットが大きいと思います。

逆に反対意見として

  • 費用が高すぎる
  • 自分で勉強できなければエンジニアといてやっていけない
  • 卒業しても能力が低くて使い物にならない

というものがありますので1つずつ解説しておきます。

費用が高いのは当たり前で、一般人が同じ教育を受けるためには大学の情報系の学部に行くか、新卒で大手IT企業に入るくらいしかありません。もちろん自分で勉強できればお金もかからず、それに越したことはありませんが、未経験でそれは厳しいでしょう。

エンジニアたるもの自分で学習できないとやっていけないという職人気質な意見もありますが、幼稚園児に机で勉強しないと未来はないといっているのと同じで、独り立ちできるまで手とり足取り教えてもらっても特に問題ないはずです。

また、スクールの卒業生は能力が低く使い物にならないというのは偏った見方です。それは人によります。どうしても一定数卒業生がいれば、その質にもムラができ、採用する側も転職だとなるべく即戦力になる人材を求めているため、一部そういう見方はでてきます。しかし、現役エンジニアのレベルもピンキリで、未経験でもスクール卒業生のほうが優秀だと感じることもよくあります。

実際、新卒で就職してからエクセルやパワーポイントしか使っていない名ばかりエンジニアや、古い技術の専門家で最近の技術にはからっきしのシニアエンジニアはたくさんいます。それらと比べれば未経験でも最低限の知識とやる気があれば会社としても雇いたくなるのは当たり前ですよね。

以上から未経験からエンジニア転職を目指すのであればアリとなります。

エンジニアになってフリーランスになる→ややアリ(たいへん)

プログラミングスクールの講師として、プログラミングスキルを身に着けてフリーランスとして自由に働きたいという夢を語る生徒さんをたくさん見てきました。私もスクールに通ってエンジニア転職すること自体はオススメしていますが

スクール卒業→IT企業にエンジニア転職

スクール卒業→フリーランスとして独立

の間にはかなり大きな壁があります。

まずプログラミングスクールはフリーランス養成学校ではありません。エンジニアとフリーランスは親和性が高いので混同されがちですが、エンジニアは職種でフリーランスは雇用形態です。したがってプログラミングスキルが上達することでエンジニア転職にはプラスになりますが、フリーランスには関係ありません。

私自身はもしフリーランスエンジニアを目指すのであれば

スクール卒業→IT企業に転職(エンジニアになる)→フリーランス(サラリーマンを辞める)

と2段階で考えることをおすすめしています。何事も同時にすると大変すぎて諦めることになってしまいますから。

逆にいえばスキルを身に着けてフリーランスとして自由に働きたいだけであれば、何もプログラミングを学ぶ必要はなくて、ブログやせどりなど個人で収入を得られる仕事探して独立しても同じです。

プログラミングスクール卒業≠自由に働けるようになる

というのが重要なポイントです。

スキルアップのために勉強する→ほぼナシ

すでに初歩的なITスキルやプログラミングスキルがあって、さらにスキルアップしたい。という方の場合はプログラミングはちょっともったいないかなと思います。

基本的にプログラミングスクールはレベル0→1をターゲットにしているのでレベル1→2,3としていくには向いていません。

すでに学習経験がある場合は

  • 動画教材を使って自習するUdemy
  • スポットで質問・相談できるMENTA

を使って学習していくほうが、費用的にも内容的にも向いています。

まとめ

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